ロック、エレクトロ、ヒップホップ、クラシック……様々なジャンルを自在に行き交うチリー・ゴンザレス。カナダのモントリオールで生まれ育ち、3歳の頃からピアノを学ぶ。、2004 年エリック・サティを思わせる美しいソロ・ピアノ・アルバム『Solo Piano』(2004 年)を発表。今作『A Very Chilly Christmas』は初めてのクリスマス・アルバム。
「クリスマスは僕にとって熱烈な感情が交錯する時間だ。表面的な幸福に浮かれる時期ではあるけれど、自分を振り返り、一年に起こった悲しい出来事を悼む時間でもある。クリスマス・ソングを短調で奏でることは、 クリスマスをより切実で現実に即したものに変えるんだ」と
アルバムはインストゥルメンタルが中心だがヴォーカル曲を3曲収録。ゴンザレスが信頼する二人のシンガー、ファイストとジャーヴィス・コッカーがゲストで参加。ファイストがヴォーカルを務めた「The Banister Bough」は、本作で唯一のオリジナル新曲。洗練された美しいメロディーにゴンザレスのメロディーメイカーとしての才能が光っていて、ファイストの温もりに満ちた歌声も絶品。クリスマス・ソングの新しいクラシックスになりそうな名曲。
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